新型コロナCovid-19の第2波によりフランスでは再び厳しい対策がとられて、開催中のジロ・デ・イタリアやブエルタ・ア・エスパーニャでは、フランス内通過を避けるためにコースの変更を余儀なくされるという影響を被っているが、ちょっと興味深い記事を見つけた。
Covid-19. Pourquoi la façade Atlantique s’en sort-elle mieux ?
フランス国内の感染状況をみるかぎり、フランス西側、つまり大西洋岸で感染が少ない傾向が明らかに見られる。その原因として、あくまで仮説ながら、以下の事柄が挙げられている。
新型コロナ感染の波は東のほうから来て、東と西の間の人の移動が少なかったこと。
感染者に対応するための追跡システムがより良く機能したこと。
パリよりも地方のほうがより早く検査を受けられたこと。
より距離を取る等、クラスター管理がうまくいったこと。
より良い、穏やかな天気(ただし、温度とCovid-19との関連は証明されておらず、冬になると人々がより狭い範囲にとどまり、そこで感染が増えるということかもしれない)。
ブルトン人(北西部ブルターニュ地方の人々)は社会的相互作用が少ない。高齢の退職者が大西洋岸に定住する傾向があり、そういった高齢者は若年層よりも社会的相互作用が少ない。
記事の大まかな内容は以上だが、日本でも人の行き来が少ない地方のほうが感染は少ない。良い天気の効果については、まだ証明されていないことかもしれないが、日光に当たることが免疫力を高める可能性はあるのではないかと、個人的には思った。
ちなみに、この記事中にある地図を見ると、ジロに関わる南東部、ブエルタに関わる南部ピレネー山脈沿いは真っ赤だ(夜間外出禁止が発令中)。まあ、中継見てても天気悪いし、寒そうだし・・・
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