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2017年6月8日木曜日

最高に美しいロードカーの一つ、フォードGT

去年のルマンでLM-GTE Proクラスでクラス優勝したフォードGT。市販バージョンも発表されているが、購入者やディーラーにまで厳しい条件がついて、購入できる500人は既に決まっているらしい。

貴重な試乗記はこちら。細部の写真も掲載されている。

フォードGT、先代GTよりも初代GT40に近い? フォード最強のロードカーを試乗

シリンダー数は6本でツインターボ、ハイブリッドでもないが、それでも最高出力647hp、最大トルク76kgmとなり、最高時速は347.6km。ライバルと目されるのはフェラーリ488GTB、マクラーレン675LTで、どちらもV8ツインターボでシリンダー数、排気量ともフォードGTを上回るが、最高速度はフォードGTのほうが勝っている。非常に低い車高と、空力効率が効いているのだろう。特に、リアクウォーターの部分やフロントアンダーのベンチュリ―状の処理、さらにそれではね上がったエアをフロントフェンダー後方の床部からサイドにエアーを抜くディフューザー状の処理など、レースカーとしての合理性を追求した形であり、ロードカーとは思えない大胆な設計だ。実際にルマンでクラス優勝したマシンにかなり近い形であり、独特のオーラが漂う。

V6ツインターボだと、3つのシリンダーで1つのターボを回すことになり、排気干渉がなく、なおかつ排気のインターバルが開きすぎず、ちょうどいい。サーキットレースで勝つためのマシンとして合理的なコンセプトといえるだろう。ライバルのフェラーリはV8。

今年のルマンでは、BoPなるルールのためにハンディキャップを科せられることになるが、昨年同様の活躍を期待したい。

WEC:ル・マン・テストデーのBoP発表。2016年優勝のフォードGTに調整加わる



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