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2017年4月30日日曜日

岸田秀の著書「ものぐさ精神分析」が韓国で取り上げられていた

韓国の左派の新聞ハンギョレのサイトに先日載っていた記事。 

[書評]「精神分裂症を患っている危険な日本」

ここで取り上げられているのは、日本の精神分析学者、岸田秀の著書「ものぐさ精神分析」だ。この本が韓国語に訳され、出版されているとは知らなかった。

日本国民は精神分裂病的(今は統合失調症というが)であり、その素質をつくったのは幕末のペリー来航とそれによる無理矢理の開国だというのがこの本の指摘である。詳細は、以前も何度か触れている(「司馬遼太郎と近代史の捉え方」「偶然とは思えないような形で・・・」「「今」にフォーカスすること」)ので割愛したいが、さまざまな捉え方はあるとしても日本人にとっては痛い一面だと思っている。

そして、日本国民にとって幕末の黒船来航がその心理病巣になっていると考えられることと、韓民族にとって文禄・慶長の役(韓国では壬辰倭乱および丁酉再乱)が反日感情の原点になっていると考えられる事情とは似通っているのではないだろうか。

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