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2015年11月22日日曜日

倍音唱法と母音の発音

倍音唱法というのがある。同時に二つの音階を出す唱法、と説明されると想像もつかないが、人の口蓋というのは器用にできていて、声帯から発する音より高い周波数の音を、口蓋に共鳴させることで発声することができる。

有名なのはモンゴルのホーミーだ。

6 methods of the khoomii

これほどはっきりと倍音を出すのは簡単ではないが、倍音を出すこと自体は特別な技術ではない。そもそも母音の発音というのは、口の形を変化させて倍音を調節している(主に整数次倍音)。以下のページで紹介されているオーストリアの女性も、「ウ」から「イ」に変えていくときに倍音が変化するのを例に上げている。


一度聞いたら忘れられない声を持つ女性

倍音にはヒーリング効果があるという説もある。仏教に倍音声明というものがあるらしい。



アル・ジャロウの発声
私の一番好きなシンガー、アル・ジャロウも口蓋の中での共鳴をコントロールして、倍音の響き方を変化させる術を持っている。







中国のシンガー、薩頂頂
倍音唱法っぽい歌い方をしているところがあるのは、ホーミーを取り入れているのだろうか?






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