ルネサンス時代のレオナルド・ダ・ヴィンチの、「芸術と科学は互いに手を取り合って共に歩んでいける」という言葉が原点にあるという。自分のスーパーカーをつくることを夢見てイタリアに渡り、スポーツカーメーカー、ランボルギーニ社の現場作業員として働きはじめ、ほどなく複合素材の部門を立ち上げた。まだ他の誰もが信じていなかったころ、カーボンファイバーが自動車業界に使われることを信じて、カーボンファイバー制作に必要なオートクレーブを購入するように会社に訴えたが、認められず、個人でローンを組んで購入したというからすごい。
カーボンファイバーは軽くて強い夢の素材だ。レーシングカーやスポーツカーの領域から、スポーツ競技用の機材としても現在ではこれなしでは考えられないという素材になっている。さらに航空機にも使われはじめている。芸術と科学が手を取り合った、レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉の具現化と言っていいのかもしれない。
もう一つのレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉
「真に何かを知るためには、それを深く愛さなければならない」
パガーニ・ウアイラ
黒いカーボンファイバーと金属チタンを織り合わせた複合素材が車体を構成している。
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