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2014年11月25日火曜日

今度、「狩野川能」を見に行きます。

しばらく前から、能楽に興味があったのだが、伊豆の国市で見られることが分かった。「狩野川能」というイベントを毎年やっているようで、今度の日曜日に見に行く予定にしている。
演目は、「翁」(素謡)」、「二人大名」(狂言)、「羽衣」

「翁」については、能以外でも演じられ、「三番叟」ともいう。「三番叟」なら以前何度か観たことがあり、どういう意味があるのか非常に興味があった。

能楽の大成者としては、室町時代の観阿弥・世阿弥が有名だが、「翁」の起源については、さらに聖徳太子の時代に遡るという。

京都奇才物語 (丘眞奈美 著)」という本には、次のように書かれている。

能楽における根本が「翁舞」である。天下泰平、国家安泰を祝して神に捧げるもので、奉納芸能の形式を継承する。神社の奉納神能などでは、よく最初に「翁」が登場して祝儀、お清めを意味する「三番叟」が上演される。これは太子が始めた六十六番の申楽を一日で上演できないので短縮し「式三番」とした。それがさらに短縮化されたものである。

能楽の始祖が六世紀頃に渡来した秦氏の族長的人物であった秦河勝であることは、世阿弥の有名な著作「風姿花伝」に書かれている。もともと神に捧げる神楽であったものを、申楽と称するようになった、とある。

ただし、今回は「翁」については「素謡(すうたい)」となっているので、舞いは入らず、謡だけのようである。

「羽衣」のほうは、舞いも見られるので楽しみだ。

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