八重姫にまつわる伊東市鎌田の神社 火牟須比神社

 今年の大河ドラマはネット上でも妙に盛り上がっているようだ。ちょっと演出が過ぎるかなと思うこともあるが、案外実際こんな感じだったのかもと思わせる不思議なリアリティがある。

伊豆に流された源頼朝の最初の妻とされる八重姫にまつわる伝説が残された神社が伊東市の鎌田にある。頼朝と八重姫の子供、千鶴丸を、平家を恐れた八重姫の父親、伊東祐親が家人に命じて殺させた時、その家人が憐れんで小枝を握らせたと伝えられる橘の木がある。

祀られているのは火牟須比命（ほむすびのみこと）。やはり頼朝にまつわる伊豆山神社でも祀られている。