パイクス・ピーク・ヒルクライム・レースは、レギュレーションやカテゴリー分けが割とゆるいこともあってか、面白いつくりのマシンが多いのも魅力だ。
上りばかりのヒルクライムレースでは、当然ながらフロントにかかる荷重が不足するから、それを空力で補うためにエアロパーツを付けるが、高高度になると空気が薄くなって空力効果がうすれるので、ますます大きくせざるを得ない。
このマシンも例外ではないが、巨大なフロントウィングを抜けた空気がスリムなシングルシートのキャビンの両サイドの大きなスペースを通って抜けるようになっている。さらに空気抵抗を減らすためにリヤタイヤを完全にカバーして、リヤのディフューザー、ウィングにつなげる処理等、きれいにまとまっている。
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