新型コロナウィルス拡大の中でもル・マン24時間は開催？

世界で最も有名な自動車耐久レース、ル・マン24時間耐久レースは毎年6月に行われる。現在世界中に広がり続けているコロナウィルス感染の中でも、このル・マン24時間は今のところ予定通り開催されるようだ。

Auto. Les 24 Heures du Mans organisées une fois en septembre (ouest france)

（記事要約）
ル・マン24時間耐久レースはコロナウィルスCovid-19感染拡大の影響を受ける可能性があるのだろうか？感染リスクを避けるためにいくつものスポーツイベントが延期されているにも関わらず、このレースを主催するACO（フランス西部自動車クラブ）は3月5日の公式発表で、予定されている通りの2020年6月7日～14日の日程でのル・マン24時間レースの開催に関しては確信を持っていると説明している。

もっとも、ACOとしては2020年シーズンのイベント全体の維持にプライオリティを置きつつも、いずれかの日程が不可能になれば、2020年内で延期する可能性にも触れてはいるが。

また、この記事によれば、ル・マン24時間が例年通りの6月以外の時期に開催されたのは、1968年だけだという。その理由はその年のフランスの社会情勢だった。世界レベルで大衆の異議申し立て運動が活発化した1968年、フランスでは5月危機と呼ばれる大衆運動があり、それによって政府は政策転換を余儀なくされた。

新型コロナウィルス感染拡大は間違いなく世界経済に大きな影響を及ぼすだろう。ル・マン24時間が仮に予定通り開催されたとしても、1968年の大衆運動よりもはるかに大きな影響を世界に与えるのではないだろうか。