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2014年11月16日日曜日

初代マツダデミオ 筏場林道にて

今日はこれから、うちの車のタイヤ交換に行こうと思う。

うちの車は初代マツダデミオの後期型。今となっては懐かしいボクシーなスタイルの(注:トヨタのヴォクシーではない)2ボックスカーです(死語ばっかり)。
だいぶ年式も古くなってきたのだが、正直なところ結構気に入っているので買い替えたくない。気に入っているポイントとしては、まずシート。コンパクトカーにしてはクッションに厚みがあり、ショックをしっかり吸収してくれる一方、フワフワした感覚はまったくなく体をしっかり支えてくれる。いくら走っても疲れない、かなり良いシートだと思う。
それから、ステアリングホイール径と操舵力、車体サイズのバランスが絶妙、具体的には最近のクルマより径が大きく、操舵力は重めだけど、自分で車両を操っている感覚が自然に感じられる。
その他、インパネのデザインもシンプルで、クルマの計器らしいデザインが良い。

要するに、体とクルマが接触する部分、マンマシンインターフェースが良くできているので、運転するのが楽しく、疲れないところが気に入っている。そういった点からいえば、もっと最近のクルマは、より少ない力で楽に運転できるのだが、車両感覚にリアリティが薄いというのか、ゲーム感覚を感じてしまうのだ。

ボクシーなスタイリングについても、車両感覚のつかみやすさという点では、最近のワンモーションフォルムよりも優れている。ワンモーションフォルムは空力的にはメリットがあると思われるが、ガラス面積が大きくなる分、重心が高くなるし、重量配分のフロントヘビー傾向を助長するデメリットもあるだろう。それに比べると、初代デミオのクルマらしいスタイリングは捨てがたい魅力だ。


時間はあまりなかったのだが、軽いトレイルランをかねて、筏場林道へ向かう。


筏場新田の山葵田の看板の前で。


深まる秋。紅葉が美しいが、ランニングに持ち歩いているiPod touch のカメラでは限界がある。
めずらしく、ハイカーの方とすれ違った。

「皮小平はあっちで良いんですか?」と聞かれたので、

「そうだと思います。良く知らないんですが」(私も実はまだ辿りついたことがないので)

「でもかなり遠いことは確かです」(これは間違いない)

そんな無責任な受け答えをしながら、ふと、以前フランスの田舎に滞在していたときのことを思い出した。イギリス人の旅行者らしい人に車の窓から英語で道を訊かれたのだが、その時もよく分からず、お役に立てなかった。パリならいざ知らず、フランスの田舎では英語が使える人が少ない。おそらく、日本人なら英語ができるかもしれない、という期待で、地獄で仏にあったように、縋りつくように話しかけてこられたのに、「ごめんなさい、本当に知らないんです」としか答えられなかった。

皮小平まではかなり遠いはずだけど、ぜひ良いハイキングを楽しんで下さい。

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