アラン・ホールズワースというギタリストがいる。超絶技巧で知られる人だが、テクニックもさることながら、音楽的にすごいのだ。指の動きがすごく速いとかいうこと以上に、フレーズの発想のベースとなっているはずの和声のイメージの動きがすごく速い。指の動き、音の動き以上に激しく、スケールがチェンジしている。
そのフレージングは恐ろしく速い上に一つ一つの音が和声的に重要なので、その壮大(かつ独特)な音空間を理解しようとして脳が自然にフレーズをトレースする速度を上げ始める。これは脳にとっては速聴と同じ効果があるかな、などと余計なことを考えてしまう。
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