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2013年9月24日火曜日

特殊な日本人の脳を、いかに鍛えるか

今朝も書いた、表意文字と表音文字の併存という、日本語の文章の特徴と関連することだが、日本人の脳、というか脳の使い方は非常に特殊なようだ。

日本人の脳とニッポン人の<原始のシッポ>

左脳が言語脳、右脳がイメージ脳、ということは良く言われることだが、日本人(とポリネシア人)以外の脳は、哲学用語で言うと左脳がロゴス(言葉)、右脳がパトス(言葉ではないもの)と、明確に役割が分かれているのに対して、日本人(とポリネシア人)に限って、左脳がこころがあるもの(ロゴス、パトス、自然)、右脳がこころがない、ただの「もの」(物体)という使い分けになっていて、要は左脳が忙しいことになっている。

これは日本人にとっては、外国人と論理を戦わせるときに非常に不利だ。外国人は論理に関わる部分のみを左脳で扱い、それ以外のものは右脳に任せておけるのに対して、日本人は論理にならない部分まで左脳で扱わなければならず、左脳が疲れてしまうではないか!

この特殊な日本人の脳をどうすれば鍛えられるのか?これは簡単な問題ではないはずだが、私は速聴をしばらく続けている。これは比較的楽に効果が実感できる。3倍速とか4倍速の音声データを、それほど根をつめずに何度か聴いていると、最初は聴き取れなかったところも少しずつ聴けるようになってくる。そうすると、自然と脳の処理能力があがって、ルーティーンワークなら確実に速く片づけることができるようになるし、マルチタスクが容易になる。

それともう一つ興味深いことは、最近「ナンバ走り」から古武術に関心を持っているのだが、古武術で反動をつけずにヒュっと動ける感覚、初動の瞬発力のような感覚が、速聴によって獲得できる感覚と、ちょっと似ているような気がするのだ。少なくとも、脳の使い方と体の使い方が連関しているのは確実だと思っている。

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