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2017年12月19日火曜日

大相撲は持続可能な仕組みにして、感動できる取り組みを

私はどんなスポーツやレースを観るときも、ナショナリスティックな見方は好きではない。プレーヤーやチームが日本人だから応援するという感覚はあまりなく、どこのチーム、どこの選手が勝とうが、良い試合が観たいと思うのだ。

そういう見方で観ても、貴乃花の現役時代の相撲は今でも感動を覚える。それは日本人だからということではなく、どんな相手にも正面からぶつかり、自分より体の大きい相手に土俵際まで押されても絶妙な切り返しで相手を倒してしまう、それを可能にする技量、並々ならぬ鍛錬も含めて感動を覚える。日本人力士でも外国人力士でも一緒のことだが、そういう感動を覚えるような試合を観たいと思う。

それには、星の回し合いをしなくてもいいように、試合の間に十分なインターバルを置いて、身体を過度に酷使しない、持続可能な仕組みに変えたほうがいいのではないか。

グローバルスタンダード(あまり好きな言葉ではないが、あえて使う)、つまりどの国の人にも共通して理解してもらえるスポーツの良さは、ガチンコ勝負にしかないんじゃないか。

持続可能な仕組みの上で、日本人だろうが外国人だろうが、フェアプレーで臨む相撲が観たい。モンゴル人力士の排除とか、極端なナショナリズムに陥ってしまうのだけは避けてほしいと思う。

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