今週末に行われるF-1鈴鹿GPは、本当に予測がつかない。シーズン終盤にきてメルセデスのハミルトンがリードをひろげ、フェラーリのベッテルとのポイント差は34となっているが、それはここ数戦フェラーリに不運が続いてレースを取りこぼしたからで、速さの面ではむしろメルセデスのほうが突如として速さを失っている。予選の一発では速いが、レースペースが上がらない。
鈴鹿サーキットの特徴からみれば、今年のメルセデスのマシンが得意とする気候の涼しい高速コースだけれど、マレーシアGPをみればメルセデスは突如として方向性を見失っているように見え、レースペースではフェラーリが優位になるかもしれない。ただ、雨天になればメルセデスが優位になることも考えられる。
そして、もう一つ楽しみな要因はレッドブルの復調だ。レッドブルは、今シーズン当初からの不調の原因が明らかになり、ここにきて急速に力を回復している。ドライバーのリカルド、フェルスタッペンが良いだけに、優勝争いにからんでくる可能性がある。レッドブルは来年はルノーエンジンを使うことが決まっているが、その後は契約が更新されなくなりそうで、そうなるとホンダしか選択肢がなくなる。
ホンダエンジンを捨てて来期からルノーエンジンのカスタマーになるマクラーレンは・・・やっぱり、ロン・デニスが外されてから、それまでのマクラーレンとは別物のチームになったと思わざるを得ない。
鈴鹿の結果次第で、今シーズンが最後まで面白くなるか、ハミルトンのクルージングになるかが決まるかもしれない。
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