フォーミュラE、レース中の出力がアップしてシーズン2年目に突入!
ルノーはF1でもパワーユニットを供給しているが、不振が続いている。パワーユニットではメルセデスが優位にあり、それが成績にそのまま反映しているのが現状だ。そのルノーがフォーミュラEに力を注ぐ。このセカンドシーズンからパワートレーン開発競争が解禁になるだけに楽しみだ。
Eダムス・ルノーはフォーミュラE初年度であった昨年度、チームタイトルを獲得した。チームオーナーは、かつてF1ブームをセナとの対決で盛り上げたアラン・プロストだ。
かつてF1ブームのころに大いに盛り上がったセナ・プロスト対決。同じチームでチャンピオン争いを演じたアイルトン・セナとアラン・プロスト。ヒーロー役の天才セナに対してプロストは悪役のように見えたものだ。
1989年日本グランプリ- Wikipedia
セナのひたむきに速さを追求する姿勢は、人を夢中にさせるところがある。それは純粋さとも受け取れるから日本人には分かりやすい。しかし半面それは自らの速さを際立たせるためになりふり構わない、という姿勢にも受け取れる。それに対して、プロストは最悪なリスクだけは冒さないという哲学を持っていた。それは、プロストがF1デビューしたての若い時代に、仲の良かったジル・ビルニューブやディティエ・ピローニの悲惨なアクシデントを目の当たりにしたからだった。
現代のF1は頑丈なカーボンモノコックで、死亡事故は稀なことになった。しかしプロストは、F1マシンがまだ危険だった頃のことを知っていた、ということもいえるのではないか。
ウィキペディアのフランス語版には、彼のルーツがアルメニアにあること、そして彼の祖母はアルメニア人虐殺を実際に体験し、目の前で父親と兄弟姉妹が殺されるのを目撃したのだという。
そういったことも彼の哲学、生き方に反映されているのかもしれない。
プロストとセナ、最後には和解して、1994年のセナの死亡事故の1週間前に電話でジョークを交わしていたというから感無量だ。
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