雑誌「ジャズ批評」5月号は、ジャズの音を確立したとも言われるレコーディング・エンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100周年の特集。
誌面を開いてみると、彼が手掛けた膨大な数のアルバムのジャケット写真がならぶ。確かに自分も学生時代から聴きなじんだジャズ音源の大半が含まれている。
ずいぶん昔の録音であっても、ジャズの即興演奏を引き立てるクリアで生々しい臨場感を感じられるのは、彼のレコーディング技術による部分が大きいのだろう。しかしその良さを本当に味わうには、本格的なオーディオルームに、超高価なオーディオセットが必須だろう。昔の黒人ジャズマンたちは、かなりの有名どころでももらっているギャラは驚くほど少なく、業界に搾取されていたという話もきくからちょっと皮肉な話だ。
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