この曲名「ミヌアノ」というのは、ブラジルの南部と、さらに南にあるウルグアイにかけて吹く冷たい地方風のこと。壮大なイマジネーションをもった美しいナンバーだ。パットメセニーを一番最初に聴いたのは、この「ミヌアノ」が冒頭に入ったアルバム「スティル・ライフ」だった。いまだに新鮮な印象を覚えている。
アルバム全体で躍動感と哀愁が入り混じった、ブラジル音楽の影響を確かに感じる作品だが、それだけではない一種爽快な独特の色彩感があって、パットメセニーの他の作品とも異質だと感じる。以前紹介した傑作「ラスト・トレイン・ホーム」もこのアルバムに入っている。
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