なんだかここ数年で様変わりした感じ？～Best moments of the 2022 Tour de France - #TDF2022

2018年あたりから自転車ロードレースを観るようになったけれど、それからわずか4年程の間に、自転車ロードレースの最高峰レース、ツール・ド・フランスはずいぶん変わってしまった。

このツール・ド・フランスと、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの３つ、グランツールと呼ばれるビッグレースは、21日間にわたる長いレースで、山岳ステージの比重がかなり大きいので、総合優勝を狙うにはまず山岳に強いことが大前提で、じっくり粘り強く総合上位をキープして、本当の勝負どころ以外はステージ優勝にはこだわらないほうがいい、というのがにわかファンの私の認識だった。

そういう点では、今回のツールで総合優勝を争ったヨナス・ヴィンゲゴーとタデイ・ポガチャルはどちらも山岳に強い上にタイムトライアルも速く強力なのだが、この2人がじっくりどころか積極的にアタックを繰り返し、そこに平地でも山でも凄まじく戦えるワウト・ファンアールトが絡んでチームメイトのヴィンゲゴーの総合優勝を演出した今回のツールは、息をつく暇もないほど緊張感の続く3週間だった。

グランツール観戦は、勝負どころの山岳ステージは気合を入れて観るけど、平坦ステージなどはのんびりと解説者の雑談ときれいな風景を楽しむ、という感じだった。特にグランツールの中でも、シーズンはじめで比較的のんびりしたジロ・デ・イタリアはそうだったけど、今後はどうなっていくのだろうか。さしあたって、今月19日からのブエルタ・ア・エスパーニャはいったいどんなレースになるのだろうか・・・