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2015年12月7日月曜日

気持ちが良くなって、脳のメモリーも向上するスロージョギング

走ることの気持ちよさを追求するなら、ゆっくりしたスピードで、できれば1時間以上走り続けるのが一番いい、というのが正直な実感だ。走りながら会話ができるぐらいのペース、ということもよく言われるが、呼吸が早まらないぐらいのペースがいいのではないか。

こういうゆっくり走るスロージョギングが、脳のワーキングメモリーの能力向上に役立つということが分かっているようだ。

ワーキングメモリーとスロージョギングについて

(以下抜粋)
 走るためには、左右の足を交互に前進させる。このとき、走ろうという「意志」が生まれているが、意志が生まれる数秒前から、前頭前野(額のすぐ後ろにある前頭葉の前の部分)の神経細胞群が働きだして、数が増えていき、やる気が発生し、運動前皮質、運動野の神経細胞を働かせて脊髄の運動神経細胞を働かせ、それが足を動かす筋肉を働かせて、足を前進させる。これの繰り返しが「走り」になる。
 走り出す前に、どこまで走るか、どのように走るかなど決めてから走るのが普通で、走り終えるまで一時的に覚えておく。これがワーキングメモリーで、前頭前野に保存されている。われわれが、考えたり、他人と会話したり、計算したりするとき、前頭前野が働いており、それをするのに一時的にワーキングメモリーとして保存されているのである。だから、走ることを習慣にすれば、前頭前野がよく働くようになり、巧く走れるようになるのである。そうなると、運動能力が増し、思考能力が増すのである。学生なら学校の成績が良くなり、商人なら商売に成功するようになり、研究者なら研究成果が挙がる。


ワーキングメモリーはPCのメモリーのようなものだから、これが不足すれば物忘れがひどくなったり、仕事能力にも影響してくるのは明らかだ。スロージョギングは気持ちがよくなって、なおかつワーキングメモリーの向上に役立つというのだから、やらない手はない。

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