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2015年8月28日金曜日

ABTシェフラー・アウディ・スポーツの来期フォーミュラEマシン

昨年からはじまった電気自動車で争われるフォーミュラEシリーズに参戦しているABTシェフラー・アウディ・スポーツの2015/2016年のシーズン2を戦う新型マシン、ABTシェフラーFE01の発表だ。





仰々しく幕が引かれた中から現われたニューマシンだけれど、車体は昨シーズンと同様のワンメイク仕様のままだ。しかし、その中のパワートレーンについては、いよいよ各チーム独自の開発ができるようになり、高効率化や信頼性の向上が図られているということだ。

前年度5速だったミッション段数を3速に減らしているというのが興味深い。軽量化と重量配分の最適化、低重心化、そしてシフトチェンジの負担軽減が目的だ。
そもそも電気自動車に変速機があったほうが良いかどうか、というのは一つのテーマだろう。日産リーフ等、市販車にはついていないし、パイクス・ピーク・ヒルクライムに出走する電気自動車も搭載していないようだ。変速機を省略できればもちろん軽量化できるし、ロスも減らせる。ドライバーの負担も減るし、変速のための加速の途切れがなくなるというメリットもある。
一方で、電気モーターでも最適な回転域があるようだから、モーターの効率が最適な部分を使うためには、ガソリンエンジンほどではなくても、変速機があったほうが良いという考え方はある。どちらが良いのか?今後フォーミュラEのパワートレーン開発が各チーム独自に進んでいくことによって、見えてくるのかもしれない。

もともとこのチームは、ドイツの自動車メーカー、アウディと、同じくドイツの強豪レーシングチームであるABTスポーツラインとの共同プロジェクトだったが、そこにフォルクスワーゲンもパートナーになるということだ。

ヴァージン・グループのリチャード・ブランソンCEOが支援するフォーミュラEチームは、シトロエンとパートナーシップ締結となったようだ。自動車メーカーの関わりが増えていくことによって、ますます技術開発が進むことを期待したい。

シトロエン DSブランド、フォーミュラE ヴァージン・レーシングと提携

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