ヨットのフォーミュラレース、SailGP今シーズンは、ニュージーランドの躍進が著しい。
このSailGPは、第35回アメリカスカップで使われたカタマラン(双胴艇)をベースにした同じボートを使って3シーズン目を迎えている。しかもデータを全チームが共有し、難しいフォイリングヨットの操縦方法をどんどん洗練させるという競争が行われている。
ヨットというのは、基本的に斜め横からの風の力を使って進むため、セイル(帆)に風を受けて艇が風下側に傾く(ヒールという)のが普通だ。それがこのSailGPや、近年のアメリカスカップなどの艇体を水面から浮かせるフォイリングヨットの場合、そのダイナミックバランスによって横からの風を受けながらほぼ直立状態で走る姿が新鮮に映ったものだ。しかし、Jスポーツの解説でも言っていたが、ニュージーランドチームは、逆に風上側に傾けて(アンヒール)速く走る方法を見つけ出し、それが圧倒的な速さにつながっているようだ。
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