それぞれの日ごとのステージはほぼ平坦なコースもあれば、厳しい上り下りが続く山岳ステージもある。大雑把にいえば全ステージの積算タイムで総合順位が決まるのだが、総合優勝を狙うには、山岳ステージに強くなければならない。その山岳ステージに強いタイプの選手がクライマーだ。
ツール・ド・フランス総合優勝を期待されているフランス人クライマーが、ロマン・バルデだ。ツール・ド・フランスでの過去の実績は2016年総合2位、2017年総合3位だからなかなかのものだ。次は優勝を、という期待を集めるのも当然。そして去年は総合6位、ステージ優勝はなく、結果としてはやや振るわなかったが、それでも総合上位陣の中でしばしば果敢なアタックを仕掛けていたのが印象に残った。
2018年のベストアタックの動画。
軽さを身上とする純クライマーなので、平地でのスプリントやタイムトライアルでは勝負できない。上りでアタックを仕掛けて、それでも決めきれずに2位に甘んじてしまうことも多いのがわかる。勝つためには仕掛けるタイミング、そして仕掛けたら一気に差をつけてしまうことが重要なんだろう。
今年はツール制覇に向けてかなり気合が入っているようだから、熱い走りを楽しみにしたい。
今年はツール制覇に向けてかなり気合が入っているようだから、熱い走りを楽しみにしたい。
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