かつてジェフ・ベックやレインボー他、数々のバンドで活躍した名ドラマー、コージー・パウエルのソロアルバム「オクトパス」から、「フォーミュラ・ワン」とタイトルされた曲。
コージーはレーサーへの転向を考えたほど、クルマ好きだったというが、1998年に高速道路を167キロで走行中の事故で亡くなった。
キレがあってなおかつ重量感にあふれたドラミングが印象的だった。
アルバム「オクトパス」が出た1983年は、ホンダがF-1へ第二期の挑戦をはじめた年だ。ターボ時代が本格化していたが、当時のF-1ターボは現代とはまったく違い、不安定だが強烈なパワーで空転するダイヤを巨大なウイングで押さえつけていた時代だ。
スリルと荒々しいパワー感がタイトにまとまったこの曲は、当時のF-1のイメージにぴったりだけど、今の洗練されたF-1とはちょっとイメージが違うかな。
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