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2017年10月27日金曜日

アストン・マーチン・ヴァルキリーとメルセデスAMG・プロジェクト・ワン

F-1と深い関りをもった今話題のハイパーカー2台。アストン・マーチン・ヴァルキリーのほうは、レッドブルのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイが手がけているマシン。一方のAMGのほうは、F-1そのもののようなV6ターボ+ハイブリッドのパワーユニットを搭載している。








AMGは、必要な機能を収めるパッケージングにそのまま外殻をかぶせただけのようなスタイリングで、あまり魅力的には思えないが、合理的にまとまっており、メカニズムを含めて理解に苦しむような部分はあまりない。

一方ヴァルキリーのほうは、空力の天才エイドリアン・ニューウェイが手がけているだけあって、驚くべき空力ボディであり非常に美しい。しかし、V12エンジンだけでなくモーターとバッテリーを積むハイブリッドシステムが、このパッケージングに収まるのか、非常に疑問だ。




この通り、今月発表されたアップデートバージョンでも、アンダーフロアが大きくせり上がっているのは変わっていない。ハイブリッドのためのバッテリーは、重心を上げないためにはフロアの低い部分に置きたいはずだ。しかし、フロアの低い部分が極端に少ないこのレイアウトでは、バッテリーを収められるスペースはほとんどないんじゃないだろうか?

95%これで完成形、といっているが、本当なんだろうか?
webCG 第451回:ターゲットはF1マシン!?
「ヴァルキリー」の完成像をアストンのキーマンに聞いた

外観はともかく、インテリアについては、どちらもコックピットに四角いタブレット状のディスプレーが複数配置されているのは、あまり魅力的じゃないなと思う。


参考までに、自然吸気V12エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムがヴァルキリーに近いラ・フェラーリは以下の動画で分かるように、フロアーはほぼフラットな面が広く、バッテリーは当然のことながら一番低い部分に収められている。

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