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2016年7月24日日曜日

本当にうまいギタリストと、本当にうまいヴォーカリストの共演


グレン・ヒューズは伝説的なハードロックバンド、ディープパープルで有名になった人で、「ヴォイス・オブ・ロック」とも言われるヴォーカリストだ。天才にありがちなエキセントリックな人格の人のようで、いろんな人との共演が長続きしていない。

しかし、ロックシンガーとしての才能は文句なしに最高なのではないだろうか?音楽的には実に才能にあふれた人で、ハードロックにとどまらず、ソウルやプログレッシブロックにと、音楽的志向が多彩過ぎることが、逆に自身のキャリアに災いしている。ディープパープルで有名になったために多くのファンはハードロックを期待するし、声質からすれば確かにハードロックがベストマッチなのだと思うが、全作品の中でハードロックではない作品の割合が案外多いのだ。

私が初めて聴いたのは、Play Me Out という初ソロアルバムのSpace Highという曲で、ディープパープルを辞めて当時やりたかったソウルミュージックへの情熱があふれた作品だ。こんなうまいヴォーカリストがいるんだ、と中学生だった私はぶったまげたものだ。




余談はさておき、このゲイリー・ムーアとの作品はストレートなハードロックで、ヴォーカリストとしてテクニックも完成し、一番バランスが取れている時期といえるのではないかと思うので、ひょっとしたらグレン・ヒューズのベストではないかと、個人的には思っている。

ゲイリー・ムーアも、この時期が最盛期らしい。聴けば聴くほど、うまいギターだ。エレキギターという楽器は、こういうふうに弾くのが一番適しています、という見本のようなギターだと思う。

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