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2015年11月4日水曜日

カリフォルニアの乾いた大地の真ん中に、巨大な発電プラントが ~ イヴァンパ太陽熱発電所

カリフォルニアからラスベガスへ向かう途中、広大な乾燥した大地に銀色のパネルが敷き詰められた巨大な施設があった。

メガソーラーか?と思ったが、地面に敷き詰められたパネルの中に何箇所かタワー状のものがあって、その上部が光っている。これはソーラーパネルによる「太陽光」発電ではなく、「太陽熱」を利用する施設だろうと思った。





あとで調べてみると、イヴァンパ太陽熱発電所ということだった。地面に敷き詰められているのは鏡で、タワー上部に太陽光を集中させてその熱で水を蒸発させて、蒸気タービンを回して発電する仕組みになっている。2014年2月から操業開始した割と新しい施設である。

太陽光が集められて強く光るタワー上部は、かなりの高温になるという。タワーの高さはおよそ140メートルにもなるという。


(写真:ウィキペディアより)

(写真:ウィキペディアより)



ウィキペディアによると、このプラントを起動するためには、毎朝天然ガスを燃焼させる必要があり、その天然ガスの使用量が当初の予測を大きく上回ったのをカリフォルニア州が承認したということだ。お天道様はなかなか人知の思い通りにはいかないようだ。それでも、その天然ガスを通常の火力プラントで使用した場合の4倍を上回る発電量を記録したようだから、悪い話ではないのではないだろうか。

いずれにせよ、広大な土地をもったアメリカならではのテクノロジーだ。

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