東京オリンピックに向けて建設がはじまろうとしている国立競技場の屋根接地見送りのニュースが話題になっている。建設資材の高騰や人件費の高騰のためというが、そういった予想外の事態となった原因は、震災復興需要に加えて、アベノミクスに伴う公共工事の増加によるものだという。
だとすれば、東京オリンピック誘致より先に、やはり復興計画ありきであるべきだったのではないだろうか?まず復興計画があって、そのために資材はどう調達できるのか、人的資源はどう確保できるのか、それを考えた上でオリンピックをどうするか、というのが筋だろう。
オリンピック開催による経済効果でお金ができれば何とかなる、と考えていたのだろうか?
日本は海洋国家であり、海とどうつきあうのか、ということは津波等の災害対策も含めて、日本の根幹ともいえる課題だろう。さらに海洋資源のことを考えるとすれば、治山も重要になる。今進めるべき震災復興は、そういう海や山といった自然とどう共存していくのか、というヴィジョンをもって、全力で取り組むということが大前提なのではないだろうか?
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